14歳で株式の世界に入り、20歳でニューヨーク証券取引所での取引をスタート。「投機王」としてウォール街に確固たる地位を気付き、株価暴落の原因とされた相場師。的確な売りによって「グレートベア」と称された。
前半は文章のみ、後半は伝記として漫画で彼の一生が描写された本。
リバモアのスタイルは順張りであり、大局的な勝ちのために一時的な敗北を認めること、タイミングの見極めが重要だと改めて認識。
結局個人投資家がコントロールできるのは、選別と、売買タイミングと、ポジションの大きさだけなんだよなぁ。
この3つの要素で相場で生き残れるかが決まる。
ずいぶん昔の相場師だが、エッセンスは伝わってきた。
ただ、最後は相場に呑まれ、63歳でピストルで自害。
マーケットに勝つとかは無謀。大きく負けないことを念頭におこう。