本日は日経平均が28000円割れとなり、3ヶ月ぶりに日銀の701億円買い出動が観測されるなど、日本株の下落が目立った。
日経新聞ではグロース株からバリュー株への資金移動が取り上げられており、高PER銘柄が続落している状況。
このような地合いの中で、上昇した銘柄は注目を集める。
自分の監視銘柄の中にもプラスで終わった銘柄が複数あったが、この厳しい地合いで日本株に資金を投入するのは、いささか考えものである。
表題のイハラサイエンスは、昨年末から監視している銘柄の一つだ。
時価総額350億の小型銘柄だが、半導体関連株で好業績が期待されており、ここ1年上昇トレンドを形成している。
PER10倍、ROE13%超、自己資本比率70%超、配当利回り1.92%で、ファンダメンタルズ的に合格。
5年前から設備投資が増えており、これの利益がさらに乗ってくると思われるが、ジャスダック市場で目立たない様子で、現在株価に織り込まれていない部分もあるだろう。
テクニカル的にも12/23以降大陽線が観測されており、今週の下落相場の中で長い下髭が確認されている。
2450円以下で買い支えもしくは集めている大口がいると見られており、エントリーポイントも2400円前後で検討中。
問題は地合いである。
今、ほぼノーポジであることのエッジは大きい。年初から被弾している個人投資家が多い中で、チャンスを待つことができるのは、幸運だ。
バフェットの言う個人投資家の最大の強みは、絶好球が来るまで永遠に見送ることができるバッターのようなもの。
これを忘れずに、アンテナを高くはって備えたい。
儲けることよりも、大きく負けない。元本死守。